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Let’s start 2022 with …
2022/1/4
2022年が始まりました。
ハーベストメンバーはもとより、先生方、協力してくださる方々にとって良い年となることを、心からお祈りします。
さぁ、皆さんはこれからの一年をどのように過ごして行かれるのでしょうか。私は今回、「抱負」という達成目標ではなく、日々心がけたいことを考えてみました。
・ネガティブな言葉をポジティブに変換
・笑顔
1つ目は、実際にやっている人を見ていて、私も真似してみたくなったこと。その人は、「難しい」を「簡単ではない」と意識的に言い換えています。あまり変わらないんじゃ? と思った方は、試しに口に出してみてください。「難しい」と言うと、いきなり目の前に壁が立ちはだかって、その前で腕組みしてしまいそうです。でも、「簡単ではない」だと、できなくはないよね? やればできるかも? と、少し前向きな気持ちが湧いてきませんか。
2つ目は、説明する必要もありませんね。もちろん、怒りや悲しみで、笑顔になれない気分の時もあります。でも、例えば、毎朝鏡に笑った顔をうつせば、その一瞬だけでもハッピーになれる。笑顔が癖になるって、最高です。
人生と旅は似ている、とよく言われますが、それは身を持って実感します。晴れの日、雨の日。登り坂、下り坂。そして、目の前の一歩、一日を繰り返し重ねていくこと。どうせ進むなら、気持ちはご機嫌で行きましょう♪
広報担当:山本






me time
2021/10/12
皆さま、お久しぶりです。前回のブログ更新よりずいぶん間が空いてしまいましたが、いかがお過ごしだったでしょうか。
この前の日曜日は、私が指導いただいている末永先生の門下生による発表会でした。年一回のステージのために、それぞれ課題曲を決め、練習に励んできました。皆、前回より確実にレベルアップしており、こうして一緒に成長できる仲間がいることはなんて素敵だろう、と改めて感じました。次に向けて、また新たなスタートです。
先月、とある版画家の個展を訪れる機会がありました。川沿いの小さなギャラリー、壁にかかった作品を見ていくうちに、一つの絵が私の足を止めました。もちろん、デザインが気に入ったのもありますが、そのタイトルに心魅かれたからです。
”me time" = 「ひとり時間」
いまや、私のライフワークとなりつつあるスペイン巡礼。それは、まさしく「ひとり時間」の旅でもあります。早朝、まだ暗いうちにベッドから抜け出て荷物をまとめ、軽く朝食を取ったら一日のスタート。ひんやりとした空気の中歩き出すとまもなく、東の空が眩しく輝き始めます。ゆっくりと昇る太陽をしばらく足を止めて眺め、体にその温かさを感じ、今日一日良い天気であることを祈って、歩みを進めます。道の先に、一足先に出立した巡礼者の背中を見つけ、あるいは、後ろから別の巡礼者に「ブエン・カミーノ!」(=よい旅を!という定番の挨拶)の声と共に追い越されながら、その日の宿まで一人でひたすら歩き続ける。途中、立ち寄ったバルや、道沿いの木陰で、仲間とおしゃべりすることはありますが、頃合いを見てまたひとりの時間に戻っていきます。
普段の生活では、時計を気にしながら、他人とのタイミングを気にしながら、が当たり前のようになっています。でも、巡礼中はそれらから自由になり、完全に自分のペース。この旅を始めて間もない頃は、なかなか慣れず、どこかぎこちない感じでしたが、今では私だけの時間の過ごし方を楽しんでいます。霧雨の後、雫できらきら光る蜘蛛の巣。茂みの中、つややかに熟したベリー。いつもならさっさと通りすぎるかもしれないけれど、そこでは私を急かすものは何もありません。水滴のひとつひとつに目を凝らし、甘い果肉を堪能します。
こうした時間は、自分をご機嫌にしてくれます。朝、5分だけ早起きして、窓から空を眺めてみる。忙しい日常にも、小さなme timeを取り入れてみてはいかがでしょう♪
広報担当:山本








雨に歌えば
2021/5/23
今年は例年になく早い梅雨入りとなりました。皆さまは雨の季節をどういう気持ちで迎えておられるでしょうか。
私にとって「雨」は少し思い入れのあるものです。数年前から始めたスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼旅、3度目となった2018年はポルトガルのリスボンからポルトまで約370kmを歩きました。2月の後半から3月にかけてはまだ朝晩寒い上に雨がちで、行程の半分はレインコートが欠かせませんでした。
この時数日間行動を共にしたイタリア人のルイージ。彼は常に空を観察する人でした。あっちからグレーの雲が近づいてきているから追いつかれないうちに急ごう、などと2人で歩みを早めたものです。それでも途中で雨雲に追いつかれ、やむなく近くの民家の軒先で雨宿り。ここでもルイージは空を見て、歩き出すタイミングをうかがっていました。
一日こんな調子が繰り返され、宿に入る頃は2人とも濡れネズミです。でも、ようやくたどり着いた先には赤々と燃える暖炉の火が。ザック、レインコート、洗濯物、そして自分たちを火の前に並べて乾かしました。冷たかった足先や指先からじわじわと温もりが伝わってきます。とそこで、ルイージからいきなり歌のリクエストが。この予想外の無茶ぶりに、私はなぜか海援隊の「贈る言葉」を選んだのでした。きっと時間帯が歌詞の『暮れなずむ町の・・・』にぴったりだったのと、1番なら空で歌えるから。彼はもちろん日本語は分かりませんが、満足してくれたようでした。
この時から雨は、「ルイージ」を思い出すものとなりました。いつか彼に再会することがあったら、その時はイタリアの歌をリクエストするつもりです。
広報担当:山本







